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広告写真の撮り方

フォトグラファーやデザイナーは「得意分野」を明確にすべき理由

フォトグラファーが語る、雑貨カタログ撮影の現場から


「何でもできます」より「これが得意です」

フォトグラファーやデザイナーを探すとき、多くの依頼者が求めているのは「自分の案件に強い人」です。

「ポートレートも撮れますし、風景も撮れます、商品も撮れます」――もちろん器用さは大切です。しかし、依頼する側からすると「結局この人は何が一番得意なんだろう?」と迷いが生まれてしまいます。

逆に、「雑貨のカタログ撮影が得意です」「冠婚葬祭用のカタログギフト撮影なら任せてください」と得意分野がはっきりしている人の方が、安心感を持って依頼できるものです。

これはデザイナーでも同じこと。ロゴ、パンフレット、Webデザインなど幅広く対応できても、どこに軸足を置いているかが見えないと、最終的に選ばれにくい。だからこそ「自分の得意分野を明確にする」ことは、プロとして活動していくうえでの大きなアピールポイントになります。


スタジオ玄が手掛ける雑貨カタログ撮影の現場

私たちスタジオ玄では、日々多くの 雑貨のカタログ撮影 を手掛けています。特に多いのが、冠婚葬祭の場で使われる「カタログギフト」の撮影です。

「結婚式の引き出物」「香典返し」「出産祝い」など、大切な場面に欠かせないギフトカタログ。その紙面を開けば、丁寧に撮影された雑貨や食品、体験型ギフトがずらりと並びます。

一見すると「ただの商品写真」で終わりそうですが、実際の現場は想像以上に奥深い世界です。

  • 光の当て方・映り込みの取り方ひとつで雑貨の高級感が変わる

  • 商品を見せる角度・使用感の再現度を少し間違えるだけで印象が台無しになる

  • カタログ全体の世界観を壊さない構図やトーンを守る必要がある

こうした細部まで神経を使いながら、1ページ1ページの商品を撮り込んでいくのです。

また、撮影対象は雑貨・食品・インテリア小物・ファッションアイテムと幅広く、ジャンルを問わず「魅力的に見せる力」が求められます。まさに 雑貨カタログ撮影のプロ ならではの経験値が問われる現場です。


「お任せで撮れる」フォトグラファーの強み

スタジオ玄には、長年 雑貨カタログ撮影 を経験してきたスタッフやフォトグラファーが多く在籍しています。彼らに共通するのは、「お任せで安心」という点です。

依頼内容をざっくり伝えただけで、

  • 雑貨のイメージに合う背景や小物の選定

  • 撮影ディレクション

  • レタッチ(色味調整や不要な要素の除去)

  • 最終納品までのトータル対応

これらを一人で完結できる。「ディレクター兼フォトグラファー」として動けるスタッフがいるのです。そして複数人がチームで動くことで、さらに効率と精度が上がります。

依頼者にとっては、「細かく指示を出さなくても、理想の雑貨カタログ撮影が仕上がる」という安心感があります。これは経験の積み重ねによって培われた強みです。


得意分野が明確だと、選ばれやすい

なぜ得意分野の明確化が重要なのか。ここには依頼者心理が大きく関わっています。

例えば、あなたが結婚式の引き出物カタログを制作する立場だったとしましょう。

  • 「商品撮影なら何でも撮れます」と言うフォトグラファー

  • 「冠婚葬祭用の雑貨カタログ撮影を数百ページ単位で経験しています」と言うフォトグラファー

この二人のどちらに依頼したいか?――ほとんどの人は後者を選ぶはずです。

依頼者は「自分の案件に合う人」を求めているからこそ、具体的な実績や経験ジャンルがはっきりしている方に信頼を寄せるのです。


ワンストップで任せられる安心感

スタジオ玄の強みは「撮影」だけにとどまりません。

  • ディレクション

  • 撮影

  • レタッチ

  • デザインとの連携

  • 納品までのトータル管理

これらをワンストップで対応できる体制を整えています。

特にカタログのような大型案件では、複数の工程を別々の会社に振り分けると、どうしても情報の伝達ミスやイメージのブレが生まれやすいもの。

「イメージカットはこの会社、雑貨のカタログ撮影はあの会社、デザインは別の会社」では、ページをめくったときに統一感が出にくい。

その点、スタジオ玄ではカタログ全体を見通しながら制作を進めるので、最初から最後まで一貫した世界観を実現できます。

さらに私たちが大切にしているのは、単に「商品を綺麗に見せる」ことではありません。

商品の物語を写真や動画で届けること。

たとえば職人が手掛けた雑貨なら、その手仕事の温かさを。食品なら、産地や作り手の思いまでを。単なる商品写真ではなく、ストーリーを伴ったビジュアルとして表現することで、カタログの価値を高めていきます。


フォトグラファー・デザイナーに伝えたいこと

これからプロとして活動を広げていきたい方に伝えたいのは、やはり「自分の得意分野を見極める」ことです。

  • 雑貨のカタログ撮影に強い

  • 人物ポートレートに強い

  • ファッションに強い

  • あるいは、冠婚葬祭のギフト分野に特化する

一見ニッチに思える分野でも、深く掘り下げれば必ず強みになります。その強みこそが、依頼者に「あなたに頼みたい」と思わせる最大の理由になるのです。


得意分野はプロとしての名刺になる

フォトグラファーやデザイナーにとって、得意分野は名刺のようなもの。

「私は雑貨のカタログ撮影なら誰にも負けません」という明確なアピールこそが、仕事を呼び込む鍵になります。

スタジオ玄は、長年にわたり 雑貨カタログ撮影 の現場で培った経験を武器に、商品の物語を写真と動画で届けながら、これからも依頼者の信頼に応えていきます。

もしあなたが「雑貨のカタログ撮影を安心して任せたい」と思うなら、ぜひ一度ご相談ください。

スタジオ玄 山口 勉

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