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広告写真の撮り方

スタジオ玄では、野外ロケでのモデル撮影、ファッション撮影、人物撮影のサービスを提供しています。今回は、野外ロケでの日中シンクロ撮影についてです。

モデル・ファッション撮影、人物撮影でよく使われる手法で日中シンクロ撮影は、ストロボの明るさを優先させて、人物の背景を暗くしたり、背景が明るく飛びすぎないように、調整するライティング手段です。背景を暗くした場合は雰囲気のあるファッション・モード撮影のような感じになり、飛びすぎないように調整した場合は自然なポートレートに見えるはずです。

最近は防水のコンパクトストロボも登場して、多少の雨天でも人物、ファッション撮影の日中シンクロ撮影が楽になってきました。

SONYのαシリーズから、グローバルシャッター搭載のカメラが発売されていますが、これは、通常のカメラがシャッタースピードが

125分の1くらいでしか、ストロボをシンクロ出来ない事に対して、8000分の1でもストロボシンクロが可能になり、これが主流になると、

野外での日中シンクロ撮影がさらに便利になります。

絞りは開放で、シャッターだけで明るさを調整して、暗くして、昼間でも、背景・周囲は夜のようになり、

更にボケ感のある日中シンクロが可能になります。

日中シンクロの利点は日光を反射させたレフ版などでモデルさん、女優・俳優さん、アーティスト・被写体の目を眩しくしない事と、背景の明るさをコントロール出来る事、そして、ストロボの閃光速度で(小型のグリップストロボでも3万2千分の1位は可能)被写体をぴたっと止めて、動きのあるモデル・ファッション撮影が可能になる事です。

人物撮影でもなんというかシズル感、躍動感を表現したいときなど、撮影の大きな選択肢になります。

ストロボにアンブレラやソフトボックスを使用すれば、それなりに大きな範囲で照明出来るので、全身のポージングで撮影しても綺麗な日中シンクロ撮影が出きるはずです。

実際、モデル・ファッション・人物撮影の現場では、アンブレラとグリップストロボとレフ版だけのシンプルなライティングで撮影する事も多く、シンプルであればある程、撮影者・フォトグラファーの微妙なコントロールが撮影画像にセンスと実力として大きく見えてくるものです。

大げさなスタジオ用ストロボを使用しなくても、ガイドナンバーが32位のクリップオンストロボでも十分効果的な日中シンクロが可能で、現行機種ではありませんが、ニコンのSB800などは高速ストロボとしても高性能で手頃な価格で手に入るので、お勧めです。

背景の空の色を調整したい時などは、日中シンクロプラス、偏光フィルター(サーキュラーPLなど)を使用すると、晴れの空を、雰囲気よく暗くしたり出来ます。今のカメラは殆どがAF(オートフォーカス)撮影が可能なので、モデル撮影でピント・フォーカスが合わないと言う事はないでしょう。

 

人物・ファッション撮影はちょっとしたアイディアと工夫で楽しく、クリエイティブに出来るものです。

日中シンクロはタレント・アーティストの宣材撮影でもお勧めの撮影方法です。

今回はここまで。

スタジオ玄 山口 勉

 

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